掲載日:2018年8月9日(リリース1年記念で記録に残すことにしました)
「APSカップの練習タイマーと記録帳」
- バージョン:1.0.1
- リリース日:Android 2017年8月9日、Apple iOS 2017年8月8日
「APSカップの練習タイマーと記録帳」のAndroid版はこちら
「APSカップの練習タイマーと記録帳」のApple iOS版(iPhone、iPad)はこちら
1年前のことを思い出しながら書いているので、ざっくりした内容になってます
APSとの出会い
2017年7月2日(日)岡崎のBase EXCHANGEさんが開催したAPS無料体験会、ここで初めてAPSという競技をやりました。
そこで驚いたのはAPS-3の命中率の高さ、そしてなによりAPSって面白いってことです。
APS自体はマック堺さんやヤマナカさんの動画で存在は知っていたけど、やはりやってみると奥が深くて面白いと思いました。
この初体験時に思ったこと、それはこのルールだと1人で練習するのはなかなか難しそう、ということと、点数計算がちょっと複雑だな~、という以下の点です。
- プレート競技の3秒タイマーはなかなか厄介で、簡単に入手できるタイマーで実現するのは難しそう
- ブルズアイの点数計算がちょっと面倒
- シルエット競技の点数計算がちょっと面倒
ということで、とりあえずスマホアプリがないかをチェック、
しかし・・・無い
・・・ないならば作ってしまえばいいか!!
ということでスマホアプリ「APSカップの練習タイマーと記録帳」を作ることにしました。
まあ、凝らなければ1週間もあれば作れるかな~、なんて甘い考えで開発をはじめたのは懐かしい記憶です。
必要な機能を考える
さて、無料体験会から帰宅後、さっそくスマホアプリ開発開始です。
とりあえず「ルールを確認しよう」ということで、日本エアースポーツガン協会のホームページへ行き、ルールブックゲット!!
なるほど、基本的にルールは簡単だ。まあ射撃だから的に当てるだけか・・・となると、アプリに入れる機能の選別が意外と難しい。まずは自分が欲しい機能を考えることにしよう。
- 各競技のタイマー
- 簡単に得点計算ができる
- 記録の保存
とりあえず、この3つの機能でリリースし、希望があれば加えていく方向でいいか・・・。
1.各競技のタイマー
やはりせっかく専用のアプリを作るのであれば、大会のようにきちんと音声を入れたい。ということで、YouTubeで色々な大会の動画を参考に必要な音声を抽出。
ちなみに、将来、変更することになるのですが、ここで見た動画では「スタンバイ」「レディー」「ゴー!!」のゴー部分はとても元気がよかったんです。なので、アプリでも元気にしたのですが・・・とても不評でした。
さて、音声の内容も決まったので、安くナレーション等をしてる人を探し依頼。
アプリ内で使用している音声は人間の声なんですよ。機械音声だとどうしても変な感じになってしまうので、多少のお金はかかりましたが依頼し作成しました。
プレート競技のタイマーはなかなか厄介で、ブザーの鳴り始めから次のブザーが鳴るまでが3秒でないといけないので、タイマー処理が複雑になりました。
簡単に得点計算ができる
プレート競技とシルエット競技はささっと簡単に作ることができました。全てが違う標的なので描画も計算も簡単でした。
しかし、ブルズアイは非常に厄介でした。
androidスマホ、androidタブレット、iPhone、iPadなど機種により画面の解像度や縦横比が違うため、円の描画や、タッチした位置の表示、ターゲットのどこに当たっていてそれが何点なのか、ということを処理するのが非常に面倒でした。
プログラムでは基本的に「開発が面倒」「機能が複雑」「開発に時間がかかる」ということが起きた場所は、不具合が多くなります。なので、ここはテストと修正に時間がかかりそうな予感を感じました。
記録の保存
これってみんな欲しがるのかな?・・・と疑問に思いながら作った機能です。
まあ、記録できた方が良いかくらいの軽い考えで作り始めたのですが、履歴の件数が増えた場合はどうやって表示するのか、など作り始めたら結構大変でした。
そしてここでも、ブルズアイが邪魔をしました。
ここでは書きませんが、将来入れたい機能を考えた場合、「ブルズアイ・・・めっちゃ厄介じゃん」と非常に開発に苦戦しました。
動作テストと修正で2週間!!
色々な困難と闘いながら早2週間・・・「あれ?」1週間くらいで作れるかなって思っていたのに、すでに2週間!!
まだテストしてないのに2週間!!これはリリースまで全部で4週間コースだったのか。
ということで、テストを開始したら、当然、不具合が出てくるわけですよ。
予想通り、ブルズアイ関係とプレートのタイマー関係の不具合が多かったですね。
テストをする > 不具合が出る > 修正する > テストをやり直す、という工程を何回も繰り返しやっと単機能でのテスト完了!!
「APSカップの練習タイマーと記録帳」では、複雑に絡み合う処理はほとんどないので、通しのテストは比較的簡単に完了しました。
ここで、1つ気になることがありました。
プレートの3秒タイマーが機種によって3秒じゃない気がする・・・。同一機種でもストップウォッチで計測すると微妙に違う結果が出る気がする。
まあ、違うといっても20ミリ秒前後くらいとかなので、自分の反応速度や感覚の問題なのかな?なんて思っていました。
まあ結局バグで、次のバージョン位で修正することになるんですけどね。
リリース!!
1週間くらいで作れるかな~、なんて思って開発を始めたら、結局、色々な機能追加や問題発生により4週間以上かかってしまいました。
Androidでは2017年8月9日、Apple iOSでは2017年8月8日に初リリースしました。
初期は無料版もあったのですが、Appleの方針変更などで色々と問題が発生し、現在は有料版だけになりました。
「APSカップの練習タイマーと記録帳」のAndroid版はこちら
「APSカップの練習タイマーと記録帳」のApple iOS版(iPhone、iPad)はこちら
APS関係の人に言われたわけではないとは思うのですが、たまにソフトって実際にモノを用意するわけじゃないから投資額ゼロでしょ、だから無料にしてよ、安くしてよ、とか、
世の中無料のソフトばかりだから、ソフトは無料!!だから無料にして、広告も邪魔だから載せないで、なんてことも言われたような、言われてないような・・・。
まあ、言い方はもっとソフトな感じですけどね。
初期投資はすでにパソコンや開発環境を持っている場合、0円のように見えますね。そして開発者がプログラムを書くだけでいいんだから0円じゃん。ということみたいです。色々とお金はかかっているんですけどね。
まあ、一言だけ言うとしたら、「収入ゼロじゃ生きていけないよ」そして、「アプリの維持もできないよ」ということですね。あれ?二言になってる。