掲載日:2018年8月15日(リリース1年記念で記録に残すことにしました)
「APSカップの練習タイマーと記録帳」
- バージョン:1.0.3
- リリース日:2017年9月6日
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1年前のことを思い出しながら書いているので、ざっくりした内容になってます
不具合報告!!
アップルのストアで不具合があるというレビューがありました。
アップルは非常に不親切で、レビューがあっても通知が来ないのでレビューになかなか気づけません。
今回は、たまたまチェックしていて、すぐに気付くことができました。個人的な感想ですが、Androidの方が対応は親切ですね。
さて、話がそれてしまいましたが、不具合です。
不具合の内容は「設定を変更できない」ということです。
しっかりテストしたつもりだったのですが、見事に不具合が出てしまいました。しかも、あまりに単純な不具合で、がっくりと肩を落としたものです。
不具合は以下の内容です。
- 設定を変更しても、その設定値にならない
- 一部の設定が全くできない
これは完璧に見落としてはいけないレベルのあまりに単純な不具合でした。設定変更のテストはしたつもりだったのですが、あくまでしたつもりだったようです。
不具合修正自体はあっという間に完了しました。定数に入れる数値が間違えていたので、それを正しい値に修正しました。
すると、想定通りの動作を行うようになりました。
なぜ不具合をテストで発見できなかったのか
さて、ここでとても大きな問題は、なぜ見逃してしまったのか、ということです。
当然、不具合を出したことは問題なのですが、それを発生後に言ってもどうしようもありません。
重要なのは同じような問題を出さないようにするにはどうするか、ということです。
なぜテストで見逃してしまったのかを考えてみました。
1つ目は、潜在意識で「ここでバグはないだろう」という思い込みです。単純な処理なのでバグはないだろうという決めつけですね。
2つ目は、設定での問題で致命的な不具合にはつながらない、という考えの甘さ。
3つ目は、複数の機種を使い、同時にテストをしていたため、単純に見逃してしまった。
4つ目は、正しく動作しているという思い込み。
どれも、簡単に防げる内容ですね。とにかく「決めつけず」、「思いこまず」というのが大切です。
不具合修正が製品に問題を与えないか確認
不具合修正はとても簡単に完了しました。
さあ、リリースしちゃいましょう!!
なんてことをしたら、なにも反省してないバカになってしまいます。
当然テストが必要ですよね。
まずは、今回の修正で考えられる影響範囲を考えます。
設定値は記憶しているので、間違えた値が入っている状態で起動するとどうなるのか、また、修正後に間違えた値を読み込んだ場合はどうなるのかです。
プログラムを確認したところ、このような設定関係の問題はよくあることなので、最初からそういったことを想定した処理になっていました。
アプリ起動時に設定ファイルを読み込むのですが、その読み込み時に間違えた(想定していない)設定値の場合、初期値に変更するという処理が入っていました。
なので、今回の修正後、前のバージョンで起動しても問題なく動作するはずです。
さて、「動作するはず」で、済ませてはいけないので、テストを行います。
まずは、不具合があるバージョンをスマホにインストールします。そして、設定を変えます。
続いて、新しいバージョンをインストールします。設定値を確認したところ、初期値になっていました。
想定通りの動作です。その他いろいろと確認しましたが、問題ありませんでした。
まあ、パソコン上で設定ファイルを確認しながらのテストを行っていたので、当然といえば当然なのですが、実機では問題が発生する。ということはよくあることなので、AndroidとiOSの2機種を使用してテストしました。
リリース
一通りのテストが完了しリリースしました。
今回はとても単純ですが、簡単に防げたはずの不具合でした。
アプリ完成時のテストはとても多いので、見事に見逃してしまいました。いいわけです。
思い込みには注意が必要だと強く学んだ不具合でした。
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