PIC12F1822のポートの設定方法について簡単に説明します。説明の内容は簡単に表現しているため、厳密ではないことがあります。また特殊な動作をすることがあるため、詳しくは「PIC12F1822について」からデータシートを参照してください。
ポートの入出力について
PORTAレジスタは、現在のポートの状態(値)が保存されているレジスタです。PORTAレジスタから値を読みだせば、各ポートの状態がわかります。また、PORTAレジスタに書き込むと、その状態が出力されます。ただし出力の場合、そのポートが出力に設定されていないといけません。
入出力設定にはTRISAレジスタを使用します。TRISAビットを1にすると入力になり、0にすると出力になります。各レジスタのビットは0から始まるので注意してください。
プログラム例
RA1とRA3を入力モードにする方法(PIC12F1822ではRA3は入力専用です)
TRISA = 0b00001010;
RA0:出力
RA1:入力
RA2:出力
RA3:入力
RA4:出力
RA5:出力
となります。
ポートのアナログ入力設定について
ANSELAレジスタを設定することで、入力モードをアナログに切り替えることができます。ANSELAビットを1にするとアナログ入力になり、0にするとデジタル入力になります。また、TRISAレジスタの入出力設定もきちんと対応させましょう。
プログラム例
RA0をアナログ入力、RA3を入力モードにする方法(PIC12F1822ではRA3は入力専用です)
TRISA = 0b00001001;
ANSELA = 0b00000001;
RA0:アナログ入力
RA1:出力
RA2:出力
RA3:入力
RA4:出力
RA5:出力
となります。
<更新履歴>
新規作成:2015年4月4日