さて、マイコンチェッカー・ロガーの作成ですが、何をさせるかが問題です。そしてどういう環境で動かすのかを決めておく必要があります。
前提条件
まず前提条件を決めます。
- パソコンはWindowsを使用する
- 状態確認はパソコンで行う
- パソコンからの指示で状態変更を行うことができる
- ログを保存できる(パソコン or mbedどちらか、または両方)
- シナリオを作成し、その通りに動作できる
以上の条件から、マイコンチェッカーで使用するマイコンは、Windowsパソコンと通信を行うことができ、SDカードにアクセスできるものとします。
欲しい機能
欲しい機能は、とりあえず以下の5つです。
- デジタルIOの制御と確認
- PCとの通信
- アナログ入出力の制御と確認
- シリアル通信(UART)
- SDカードの読み書き
マイコンチェッカー・ロガーに何を使うか
さて、マイコンチェッカー・ロガーに何を使うかですが、ポイントは「前提条件」でも書いた通り、Windowsパソコンと通信ができ、SDカードの読み書きができるということです。そして、他にも重要なポイントがあります。
- デジタルIOが沢山ある
- アナログ入出力が複数ある
- シリアル通信(UART)が複数使用できる
- そして何より家にあるマイコンを使いたい!!
以上の条件から、NUCLEO-L152RE を使用することにしました。大体2000円前後で販売しています。ちなみにNUCLEOシリーズなら大体同じ構造になっているので、同様のことは大体できるはずです。ただ、シリアル通信が少ない、CPUが早い、消費電力が違うなどの違いはあります。
ちなみに、NUCLEO-F401REでもほぼ同様のことはできます。ただ、シリアル通信が1つ少ないので、そこら辺は変わってきますが。
もし自分でも作りたいと思った場合、自分が欲しいと思う機能を考えて機種を選択してください。
Arduinoも持っていて同様のことはできるのですが、ライブラリの使い勝手などを考慮しmbedにしました。
ただ、この時はライブラリの問題で正常に動作せず、悩まされるなんて思ってもいませんでしたが・・・とりあえず解決はしているので問題ありませんが。