マイコンチェッカーが完成
デジタルIOとアナログIOそれぞれの値・状態取得と制御が可能になりました。
デジタル入力のテスト
PICを利用してデジタル入力の確認を行っています。PICはハイとローを1秒間隔で交互に出力しています。それをmbedが受け取り、パソコンアプリに送信し、パソコンアプリが表示を更新します。
反応速度を確認するために、PICの出力にはLEDをつけています。(PICのプログラムはこちら)
LEDとパソコン画面を見比べると、本当に少しだけパソコン側が遅れています。
デジタル出力のテスト
デジタル出力のテストにはmbed(NUCLEO-L152RE)の内臓LEDを利用しました。mbed(NUCLEO-L152RE)のPA_5ピンにはLEDが接続されています。なので、PA_5ピンをデジタル出力に設定し、ハイとローを出力することにより点灯・消灯させることができます。
デジタル出力のテストではLEDはすぐに反応しました。(まあ感覚ですが)
アナログ出力と入力のテスト
mbed(NUCLEO-L152RE)のPA_4ピンはアナログ出力に設定できます。そして、PA_1ピンはアナログ入力に設定できます。そしてこれら2つにピンは隣り合っているのでジャンパーピンで接続し、アナログ出力とアナログ入力を同時にテストしました。
アナログ出力とアナログ入力どちらも問題なく動作しました。
アナログ入力はどうしても構造上ピタッと止まることがないので、多少数値が出力値と違います。これはどうしようもないことです。
動作動画
終わりに
デジタルIOとアナログIOをパソコンから簡単に確認および制御できるマイコンチェッカーが完成しました。
実際に色々な開発に使っているのですが、なかなか便利です。PICやmbedなどマイコン関係は内部で何が起きているのか、外から見ただけでは全く分かりません。
今までは動作確認のためにLEDをつけるなど何かしらの外部出力装置を用意する必要がありました。LEDであれば抵抗を用意したりと何かしらの回路が必要になります。しかしマイコンチェッカーを使えばピンに接続してやるだけですぐに確認できます。そして、スイッチなどを使用しないとデジタル入力のテストもできませんでしたが、同様にピンに接続してやるだけで確認できます。
課題
デジタル入力とアナログ入力のパソコンアプリでの反応速度が遅いということがありました。パソコンからの問い合わせ間隔が長いのか、プログラムに問題があるのか、ハードに問題があるのか何に問題があるのかわかっていません。
ただ現状、この問題は問題になっていません。そもそも人が確認するのを前提にしているため、そこまで反応速度が早い必要がありません。なので、問題になった時に解決する方向で考えています。
更新履歴
版 | 更新日 | 説明 |
新規作成 | 2017/9/9 |