描画オブジェクトの点滅方法についてです。徐々に消え、透明になったら再び描画され、徐々に消えるを繰り返します。
基本的な考え方は「オブジェクトの移動」と同様です。
キャンセル・一時停止・再開はこちらを参照してください。
移動関係の各種イベントはこちらを参照してください。
1．関数の説明
リファレンスを見ると関数と引数は以下の通りです。
transition.blink(target, params)
| 引数名 | 説明 |
|---|---|
| target | 点滅させる対象 |
| params | パラメータ |
パラメータ
注：パラメータはすべてオプションなので、設定しなくても動作します。
| 名前 | 説明 |
|---|---|
| time | 点滅が完了するまでの時間（ミリ秒） |
| tag | 識別用の名前（キャンセルや一時停止などで使用可能） |
| delay | 指定時間後に点滅を開始（ミリ秒） |
| onStart | 点滅が開始した際に呼び出す関数を指定 |
| onPause | 点滅が一時停止した際に呼び出す関数を指定 |
| onResume | 点滅が再開した際に呼び出す関数を指定 |
| onCancel | 点滅をキャンセルした際に呼び出す関数を指定 |
| onRepeat | 点滅が完了し繰り返し実行する際に呼び出す関数を指定 |
2. サンプル
2.1 点滅
local obj1 = display.newRect(100, 100, 50, 50)
obj1:setFillColor(1, 0, 0, 1)
local retTransition = transition.blink(obj1, {time = 3000})
2.2 開始の透明度を指定
「alpha」を事前に設定しておくと、その状態を開始値として点滅するようになります。以下のプログラムの場合、半透明から透明を繰り返します。
local obj1 = display.newRect(100, 100, 50, 50)
obj1:setFillColor(1, 0, 0, 1)
obj1.alpha = 0.5
local retTransition = transition.blink(obj1, {time = 3000})
＜更新履歴＞
| 版 | 更新日 | Corona SDKのバージョン |
| 新規作成 | 2015年9月11日 | v2015.2646 |